「…ひかるさん……私、後悔しています」
久遠さんが痺れを切らして声を出した。
みんなの視線がそちらに動く。
「…私は昨日…‘彼’を殺せる絶好のチャンスがあったのに…殺さなかった……もっと早く知っていれば…あの時殺していたのに!!」
心臓がどくどく波打つ。
鳥肌が立つ。血がたぎる。
あーついにここまで来た。
「久遠さんがわざわざ手を汚す必要はないよ。それは僕の役目だ。だってそいつ…言ってただろ?
これが物語ならば…主人公は僕だって」
山野がゆっくり首の向きを変える。
東坡も目を見開く。
「そうだろ?……成川」
成川智。
お前がゲームマスターだ。

