『普通』とは

僕の人生における

最大の課題であり、最大の幸福であり
最大の問題であり、最大の不幸である。



『普通』とは

他と異なる性質をもっていないさま。

ごくありふれたものであること。
それらがあたりまえであること。



『普通』とは

僕が僕であるために満たさねばならない条件。
僕が僕であり続けるために必要不可欠な概念。
僕が僕で正しくあるために追求すべき主体性。



どれだけ凸凹になった地面も、上から平らに塗りつぶして仕舞えば
薄い皮の向こうの溝など、誰も気にも留めない。


だったらそれは
紛れもなく

『普通』と呼べる。

『普通』の型に当てはまる。