夜
「クリアしてたってこと?」
『ああ。実行できたらしい』
刑務所から帰った頃には既に日が沈みきっていた。
枕崎からの電話であの後の報告を聞くと、柿田達1グループは内容の実行ができていたらしい。
つまり、三谷が死んだ原因は実行内容ではなく…
「じゃあ…三谷は返信せずに死んだってこと?」
『そういうことになるな』
なんで?
あの三谷が?
全然そんな気はしなかったのに…
「枕崎、それどうやって情報を仕入れたの?」
『片桐が教えてくれた。柿田達を探してたら指定されてた視聴覚室に行ってたらしくて、情報共有しようって片桐が言い出したから、久遠愛菜が実行成功したことを伝えた。
向こうの指名は杉山。でも難しくない内容だったからクリアできたって言ってたよ』
へぇ…
「三谷のことはなんか言ってた?」
『前日に片桐と柿田と横澤と今後のことについて話し合って、その後は普通に解散したらしい。だから返信しなかった原因は何もわからないってさ』
…んー。
「変だね」
『…ああ。返信せずに死ぬようなタイプじゃないよな』
うん。しかもこのタイミングで。
一番仲良かった人間が死んだとか、好きな人が死んだとかじゃないこのタイミング。
「…時川と深川、それから三谷。僕この3人の死については納得が行ってないんだよ」
『…俺もそうだ』
共通点は何もない…
なぜ死ぬと分かっていながら返信しなかったのか…
『…返信しなかったんじゃなくて…できなかったとか?』
!
できない…
返信できない?
「どういうこと?」
『いや…言ってみただけだけど…でもその可能性だってないわけじゃないよな…んー例えば…』
枕崎が言葉を濁す。
例えば…
ーー
「気をつけてください!それがないと返信できなくて死んじゃうじゃないですか」
ーー
「…スマホが手元になかったとか?」
『…え?』
「いや、憶測だけど、スマホが手元になかったら返信できないよね」
『…確かに、そうだな』
でも、それが分かっててスマホを手放すなんてことしないはずだ。
久遠さんみたいに無かったら探すに決まってる。
「んー…やっぱわからないや」
『…そうだな』
自分からスマホをなくすなんてことはない。
…あるとしたら…
誰かに…
『ひかるはどうだった?会ってきたんだろ?』
「あーうん。また明日話すよ」
『そうか。じゃあまた明日。返信しろよ』
「枕崎もね」
「クリアしてたってこと?」
『ああ。実行できたらしい』
刑務所から帰った頃には既に日が沈みきっていた。
枕崎からの電話であの後の報告を聞くと、柿田達1グループは内容の実行ができていたらしい。
つまり、三谷が死んだ原因は実行内容ではなく…
「じゃあ…三谷は返信せずに死んだってこと?」
『そういうことになるな』
なんで?
あの三谷が?
全然そんな気はしなかったのに…
「枕崎、それどうやって情報を仕入れたの?」
『片桐が教えてくれた。柿田達を探してたら指定されてた視聴覚室に行ってたらしくて、情報共有しようって片桐が言い出したから、久遠愛菜が実行成功したことを伝えた。
向こうの指名は杉山。でも難しくない内容だったからクリアできたって言ってたよ』
へぇ…
「三谷のことはなんか言ってた?」
『前日に片桐と柿田と横澤と今後のことについて話し合って、その後は普通に解散したらしい。だから返信しなかった原因は何もわからないってさ』
…んー。
「変だね」
『…ああ。返信せずに死ぬようなタイプじゃないよな』
うん。しかもこのタイミングで。
一番仲良かった人間が死んだとか、好きな人が死んだとかじゃないこのタイミング。
「…時川と深川、それから三谷。僕この3人の死については納得が行ってないんだよ」
『…俺もそうだ』
共通点は何もない…
なぜ死ぬと分かっていながら返信しなかったのか…
『…返信しなかったんじゃなくて…できなかったとか?』
!
できない…
返信できない?
「どういうこと?」
『いや…言ってみただけだけど…でもその可能性だってないわけじゃないよな…んー例えば…』
枕崎が言葉を濁す。
例えば…
ーー
「気をつけてください!それがないと返信できなくて死んじゃうじゃないですか」
ーー
「…スマホが手元になかったとか?」
『…え?』
「いや、憶測だけど、スマホが手元になかったら返信できないよね」
『…確かに、そうだな』
でも、それが分かっててスマホを手放すなんてことしないはずだ。
久遠さんみたいに無かったら探すに決まってる。
「んー…やっぱわからないや」
『…そうだな』
自分からスマホをなくすなんてことはない。
…あるとしたら…
誰かに…
『ひかるはどうだった?会ってきたんだろ?』
「あーうん。また明日話すよ」
『そうか。じゃあまた明日。返信しろよ』
「枕崎もね」

