「クソ騒がしいと思ったらやっぱり花里か。てことはクリアしたんだね?ひかる」
教室に戻ると柳谷がにんまりと笑って僕を見ていた。
「やるねぇひかる」
山野も揶揄うように笑う。
てか、山野はこうなること知ってたからドア閉めたんだろ。
「うん、クリアはしたっぽい。久遠さんのスマホにメッセージが来た」
僕は久遠さんに押し付けられたスマホを柳谷達に見せる。
縦に並んでいる数字と、クリアの文字。
「ばつ印はいくつ?」
枕崎が言った。
ああ、確認してなかった。
数が多いからぱっと見で確認できなくなってきたんだよね。
えっと………ん?
1.4.9.13.14.15.16
18.19.20.23.27.30
あれ?
13個?
昨日までは12個だったよね。
「ひかる?」
枕崎が不安げに僕を見る。
「どうしたの?」
祐樹も眉を顰める。
「ばつ印が13個だ。越田の後に誰かが死んでる」
しんとした。
僕らのグループではない。
久遠さんはクリアだ。間違いなくそう書いてあるし、8番もばつ印はついていない。
となると、向こうのグループ…
どれだ?どの番号だ?
クラスメイトの出席番号なんて把握してないから誰かわからない。
「何番についてる?」
枕崎がスマホを覗き込む。
「……どれが新しいやつだ…?」
やっぱすぐにはわかんないよね。
「………30?30ってかなり後ろだよな。そっちの方は誰も死んでなかったはずだ…」
じゃあ30か。
30って…
「30は俺の前だ。三谷だよ。三谷桃」
柳谷が静かに言った。
三谷…?
三谷って、柿田にくっついてるやつだよな。
死んだのか?なんで?
返信しなかった?
いや…違うか。
今日指名されて死んだ?
メッセージが来るのは8時。
かなり時間が経っている。
実行できずに死んだのか…?

