いつどこで誰が何をした



「俺達がやるべきことは、もちろん毎日の内容をクリアすることもだけど、何より犯人を見つけることだ。それさえできれば終わる」
枕崎が威勢よく言う。

「ぶっちゃけ内容の実行については協力できるか分からない。指名はどう足掻いても個人だからな。
まあ山野の時は例外だったけど、今日みたく1人が協力して周りは見てるだけなんてこともあるし、大本の時みたいに協力のしようがない無謀な時もある。そればっかりは運だ。
だから柿田がグループ分けをしたところで、内容の実行において何か成果が得られるのかと言ったら答えはNOだ」
柳谷が呆れたように言う。

「協力すべきは、犯人探しとゲームの真相究明、そして情報共有だ」
うん。


「僕のグループにいるからと言って生き残れる保証なんてものはない。でもできることはやる。そして僕がみんなに求めることは二つ。
何かわかったらどんな些細なことでも情報共有すること、何より自分の命を最優先すること。
これだけ!あとはまあテキトーに行こう」
僕の言葉にみんなが頷いた。

「いいチームだね」
花里が満足そうに言った。
「こっちでよかった…」
梅原も笑って言う。

「言っておくけど僕はリーダーなんて器じゃないよ。たまたま柿田がそういう流れを作っただけであって、僕らの中にそんなポジジョンはない。みんな同じだ。個人は個人。
だけど僕が勝手に、あっちの教室にいる人より今ここにいる人達を大事に思ってるってだけ」


「ひっひかるくん…カッコ良すぎて興奮してきた」
花里がジリジリと近づいてくる。
「それ以上近づいたら殴るよ」
「ひかるくんに殴られたい」
勘弁してくれ。

「はーなーざーと!俺の親友に手出すな!」
祐樹が花里の首根っこを捕まえた。
「うえ、僕お前嫌い」
花里が祐樹の顔を見て舌を出す。

「なんでだよ」
「ひかるくんと仲良いから。ずるい羨ましい。それに昨日ひかるくんのこと殴ったでしょ。僕怒ってるからね。しかもその後ハグしたでしょ。羨ましい…僕怒ってるからね」
「気持ち悪いやつだな」
そうなんだよ、ほっといていいよ。