いつどこで誰が何をした



教室に行くと越田の机に突っ伏して浜崎が泣いていた。
そこに柿田が寄り添う。
「はづき…辛かったと思う。よく頑張ったわね。親友のために生き延びましょう。私が守ってあげるからね」

気色悪〜なにあいつ。
急にリーダー気取ってるけど、多分浜崎からしたら柿田の言葉ほどありがた迷惑なことはないと思う。
ありがた迷惑でもないか、もっと薄っぺらいだろうな。
浜崎は全く動かず泣き続けている。

「浜崎、越田のことは警察の人に頼んできたから。きっと家に帰れる」
僕が言うと、動かなかった浜崎がゆっくり顔を上げた。目が合うけれど何も言わなかった。


「ちょっとひかるくん?これからはグループ別で動くのよ?こっちの教室は私たちが使うから別の教室に行ってくれないかしら」
な、なにこいつ〜厚化粧のくせに〜
腹立つ〜

「おい、舐めたこと言ってんじゃねぇぞ」
東坡が腕まくりして近づこうとする。
柿田は自分から煽っておいて東坡の威勢に押され、ビクッとする。
殴りに行こうというのか、殺気立っている東坡の服を掴んで止める。
「いいから。僕らも別の教室の方が都合がいい。移動しよう」
「…チッ」


「ひかるくん。悪く思わないでね」
柿田がツンと言った。

僕らはその声に応えることなく、教室を出た。