いつどこで誰が何をした



ふぅ

なんだかデジャヴだなと思ったけど
そういや僕、このゲームが始まってから殺されかけるの2回目だわ。
大本にも襲われた。

命懸けのゲーム最中なのに、僕を追い詰めたのはゲームではなくゲームで狂ったクラスメイト。
馬鹿馬鹿しい。


「大丈夫か?」
中村から退いて、床に座り込んでいた僕の腕を東坡が掴んで持ち上げてくれた。
「うん。ありがとう」
「お前無茶すんなよ」
「ごめんごめん」

「ひかる!」
「祐樹、大丈夫?」
「お前こそ!」
祐樹が僕に手を伸ばした…が
「ひかるくん!」
強引に間に割り込んだ花里が僕の頬を掴んで左右に動かしながら安否確認を始める。
「はわぁ!ひかるくんの綺麗な首に傷が!」
え、ありゃ。
カッターが掠ったのかな。
「ひかるくん!気をしっかり!!死んじゃダメだよ!」
花里が涙目で僕を抱きしめる。
「離れろ、キモい」
「あーん!ひかるくーん!」
祐樹が眉間に皺を寄せて花里を見ている。


「ひかるくん」
聞き慣れない声に名前を呼ばれたと思ったら梅原だった。
花里をひっぺ剥がして梅原の方を見れば、心配そうに僕を見つめている。
「手当…するよ。首のところ」
「え?ああ、ありがとう」
「僕がやるよ!」
花里が僕に押さえつけられながらもがいている。
「断る」

ガタン
「わ、私もっ」
え?
久遠さんの少し焦った声と机にぶつかった音が聞こえた。
「私も…します」
えぇ2人がかりレベルなの?
「…あ、あの…お手伝いさせてください」
久遠さんがおずおずと梅原を見る。
「…あ、でも別にあの、1人でも全然…」
「いや、ぜひ」

「あ…はい」

よくわからないけど梅原と久遠さんがやってくれると言うことなので、祐樹の頬と一緒に応急処置をしてもらった。