「ウルジュワーン…………!!」




 怒りか。




 いや、ただ恥ずかしいからだけなのか。





 顔を赤らめて、神父の名前を呼んだきり。

 声も出ないマリーに。

 ウルジュワーンは、ゲラゲラ笑って、ペタペタとシャワー室に向かって歩いて行く。







 そんないつもの光景を見ながら。

 アフダルは、楽しそうに、笑った。