「あっそうですか!なら気が散るんでさっさと下校してくださーーい!」

素直じゃないなぁ私。一緒にいたいって言えばいいのに。

「この前の素直さはどこにいったのかな?」

「それは忘れてってば、」

記憶から抹消したい。恥ずかしすぎる。

「まあいいや早くしろよ」

「早くってなにを?」

「日誌。書かねーといけねぇんだろ?」

「そうだけど。先輩も待つの?」

「彼女待っちゃダメなわけ?」