さてさて、この頃になると保険組合との悶着から閉業する話が出てきました。 「後をどうするか考えてくれ。」
社長は引っ越しを含めてあらゆることを決断するように求めてきました。 そんなアホな、、、。
 2018年の1月に仕事を始めてから3年。 今度は閉業です。
いったい何のためにこの町に来たの? そう思いましたね。
 仕事が順調に増えてくれればまだまだ波立ってもやっていけたんですが、仕事が増やせなかった。
一番大きな障害は町立病院でしたね。 院長からしてぼくらの敵だった。
「マッサージなんてなあ、税金の無駄なんだよ。 あんなもんはやるんじゃない。」 自ら税金の無駄食いをして借金を増やしていた院長先生にそこまで言われたくないですねえ。
そもそも、お宅では患者さんを人間だとは思っていらっしゃらないではないですか。
毎晩、防災無線を使って宣伝する割にはいつもガラガラでしたよね?
完全予約制だから予約が入らなければ皆様揃ってお休みして遊んで回られてたんでしょう?
そのような病院長先生に税金の無駄だなんて言われたくないですよ ぼくらも。
 さてさて、この年は年初からいろいろと考えさせられます。
ずっと安定した給料を貰っていたのですが、それも実は、、、でした。
保険診療の収入だけでは賄えないので社長が自身の預金を取り崩して補ってくれていたんです。
それが7月には底をつくことが判明したので7月で閉業することを決めたわけです。
 訪問マッサージも全国ネットの業者でしたから毎月振り込まれては来るんですけど、給料と経費を引いたら何も残りません。
おまけに本部へのロイヤリティーも払うわけだからね、、、残るわけが無いんです。
小銭まで掻き集めても大した額にはなりませんでしたから、、、。

 その中で取り敢えず、去年花を咲かせた球根も寝かせた状態でスタートしたんです。
3月になると少しずつ芽が出てきます。 三本は確認しました。
でもでも一本足りません。 球根は4個植えているはず。
でも結局、去年の球根は芽を出すことが有りませんでした。
 そのまま三本で水やりを継続です。 そのうちの二本はすごーくすごーく勢いが在りますねえ。
そこで名前を付けました。 長女さん 次女さん 三女さんです。
実は私、2016年9月まで結婚してました。 三人の娘と一人の息子が居りました。
息子はぼくの子なんです。 娘たちは連れ子ですね。
仲がいいのか悪いのか、ヘンテコな家族でした。
その長女と次女はいつも張り合っていたんです。 だから百合さんもすごーく張り合って伸びてたんですねえ。
三女さんはおっくうがる子でしたから、百合さんも伸びが悪くて、、、。
そんなに伸びないうちに枯れてしまいました。 残念です。

 それで残った日本がサバイバルレースでもやってるのかって勢いで育ってくれたわけですよ。 お見事でした。