こヽろ~"信じる事"と"疑う"こと~

私は、鎌倉で出合った男(ヒト)を先生と呼んでいた。





大学は夏休みで時間に余裕があった---と言うより暇を持て余していたし、
色々と面倒事もあったので友人と浜辺へ行くことにした。



だが友人は親たちに進まない結婚を強いられ
実家へ連れ戻されていったのだった。
私は残ってゆっくりする法が得策だと考え、暫くとどまる事にした。





そして私は海へ向かったのだ。
"先生"…と言う存在にはじめて出合った、あの浜辺へ。










ソコは、避暑に来ていた人たちでいっぱいだった。
それは見ているだけでむせ返りそうな賑わいだった。





焼け付くほどに熱い海岸-。
人の黒い髪がゴチャゴチャと散らばって見える海-。
何故か私は入る気にならなかった海を見つめた後、
掛け茶屋の方を、ふと見た瞬間


この雑踏の中、私は見つけ出したのだった。
















私に、自分の明かさなかった人生を教えてくれ、
最後の最後に人を信じる事を知った


アノ人に…。