ルナさんは、眉をぴくぴくさせて、悔しそうにしてる。
…気まずい。
「すみません、人見知りなんです」
私がそういうと、
「海ちゃんには、懐いてるんだ」
「生まれた時から一緒にいるので…」
「美月〜みんな話しかけてくれてんのに、海のところにいたのかよ」
そう言って駆け寄ってくる彗。
美月ちゃん人見知りなんだからしょうがないよ。
「あれ海、ルナちゃんといたんだ?」
そういえば前コンサートで会ったもんな、って呟く彗。
「う、うん」
「海ちゃん可愛くて仲良くなっちゃった。」
そう言って彗に向けるルナさんの笑顔は、とびきり可愛かった。
それに嬉しそうに笑い返す彗。
ああ、やっぱりオーラがあって美しい人同士、お似合いだ
この世のものかと目を疑いたくなるくらい美しい空間。