同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「…やさしい?あいつが?」

「うん。だって、朝から青龍組に追いかけられてたわたしを助けてくれたし。…だれかさんが遅刻してきて守ってくれないから」


小言を挟んでみたけど、なにか考え事をしている藍には聞えていないようだ。

顎に手をあて、もう片方の手を使って静かにコーヒーをひと口飲む。


「浮かれてるようだから忠告しておくけど、雪夜には気をつけろ」

「…え?なんで?」

「そのまんまの意味だよ。白虎のやつらは、どうも執念深いやつが多い。雪夜に勘違いされて敵と見なされ、退学に追い込まれたやつらもいる」

「ええ!?雪夜さんが…そんなことを?」


ありえないよ。

あのやさしい雪夜さんが、そんなひどいことするなんて。


そのとき、ふと視線を感じた。

目を向けると、藍がわたしの顔を見つめていた。