同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「それって、完全に遅刻じゃん」

「サボりのお前には言われたくない」

「違うよ。わたしは雪夜さんに連れてこられて、ここで話し相手になってただけ」

「…雪夜?」


伏し目だった藍がわたしに視線を移す。


「同じ四天王だから知ってるでしょ?西洞院雪夜さん」

「知らないわけないだろ」


目を細め、キッと睨みつける藍。


「…なに?もしかして、雪夜さんと仲悪いの?」

「あのな、俺ら暴走族の総長だぞ。ガキじゃないんだから、仲よしこよしなわけねぇだろ」

「でも昨日、紅羽さんとは仲よかったよね?」

「べつに仲いいわけじゃねぇけど。雪夜は、面を被ったような嘘くさい表情と態度が俺は気に食わない」


藍はカウンターからコーヒーを注いでくると、わたしの向かいの席に座る。


「“冷酷男”って言われてるからわたしも初めはこわかったけど、話してみたらやさしい人だったよ?」