同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

なぜこんな人が“冷酷男”と言われるのか、わたしには不思議なくらいだ。


そんなわたしと雪夜さんを、陰からだれかが盗み見ていたなんて、わたしはまったく気づいていなかった。


「おれはそろそろ行くとする。2限までもう少し時間があるから、お前はゆっくりしていけばいい」

「はい!ありがとうございます」


雪夜さんを見送り、2つ目のスコーンにホイップクリームをたくさんつけて頬張る。


「ん〜♪おいひぃ〜♪」


わたしは頬に手を添える。

そのとき――。


「四天王専用テラスで無断でくつろぐだなんて、いいご身分だな」


そんな声が聞こえて、幸せな気分から一気に冷める。

見ると、ゆっくりと藍が階段を上がってきた。


「…あっ、藍!今までなにしてたの」

「なにって、さっき起きて今きたところだよ」