同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「そんなの、四天王の俺が決めたことをわざわざ教える必要ある?」

「…そ、それはそうですが…」


ぐうの音も出ない朱雀組。

『婚約者』と聞いて、朱雀組はとっさにわたしをつかんでいた手を話す。


「だから、もしこいつになにかしたら…。俺が許さないから」


これ見よがしに、わたしを後ろから抱きしめる無愛想男。

「いきなり抱きしめるとか、なにするの!」と言いたいところだけど、その効果は絶大だった。


「し…失礼しました…!!」

「藍様の婚約者だとは知らず…。お許しください…!」


どうやら本当にわたしを無愛想男の婚約者だと思ったようで、朱雀組はあっという間に逃げていった。

あんなにしつこかったのが嘘みたい。


「ほらな。条件のんで正解だったろ?」


わたしを横目で見ながら、偉そうに笑みを浮かべる無愛想男。