同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「あー!!朝陽うみ!」

「あなた、こんなところに隠れていたのね!?」


朱雀組の視線が一斉に突き刺さる。

わたしは振り向いて、鬼の形相で無愛想男を睨みつける。


この…嘘つき!!

条件をのんだら、この学校でのいざこざから守ってやるって言ったのはだれよ…!


こんなあっさり、わたしを売るなんて…!


「藍様!ご協力、感謝いたします」

「朝陽うみ、もう逃げられないわよ!」

「あなたには、聞きたいことが山ほどあるのだから!」


朱雀組は、押し寄せるようにしてわたしのところへ寄ってたかる。


…裏切り者!

薄情者…!


あんな無愛想男を信じたわたしがバカだった。


抵抗むなしく、そのまま朱雀組に連れていかれようとした。

――そのとき。


「悪いけどそいつ、俺の婚約者なんだけど」