同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「サルのようなすばしっこい生徒です!たしか、藍様と同じクラスの…!」

「この辺りに隠れているはずなのですが、藍様はお見かけしておりませんか…!?」


朱雀組からの問いに、横目でわたしに目を向ける無愛想男。


わたしはドアの陰に隠れていて、ちょうど朱雀組からは死角になって見えていない。

なのに、そんなにわかりやすい行動を取ったら…ここにいるってバレちゃうよ!


「…藍様?」


ほら、朱雀組も怪しがってる。


わたしは、早く追い返してと身振り手振りで伝えるも、すぐに視線を逸らされた。

まるで、わたしの指図なんて受けないといった態度だ。


――かわりに。


「もしかして、探してるサルみたいな生徒って、…こいつのこと?」


無愛想男はそう言うと、ネコの首根っこをつまむようにしてわたしの制服の襟をつまむと、朱雀組の前に連れ出した。