同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

観念したわたしがぎこちなくうなずくと、無愛想男の口角が上がった。


「かわいげないとは思ったが、そういうところはかわいいじゃん」


わたしの頭にぽんっと手を乗せ、ゆっくりと立ち上がる。

それと同時に、わたしたちがいる空き教室のドアが開け放たれた。


「朝陽うみ!ここにいるんでしょ!」


教室内に響く朱雀組の声。

しかし、開けたドアの前に立ち塞がる無愛想男を見て、驚いて目を丸くする朱雀組。


「…えっ。…ら、藍様…!?」

「藍様が…どうしてここに?」

「ここで昼寝してただけ。それよりも…なんの騒ぎ?」


無愛想男は、寝起きが悪そうな不機嫌な演技をする。

女の子とは極力話さない女嫌いというのは有名なようで、朱雀組はおどおどしている。


「も…申し訳ございません。わたくしたちは、朝陽うみという生徒を探しておりまして…」