同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

わたしの心を見透かしたかのような発言。

無愛想男が、わたしの反応を楽しむように顔をのぞき込んでくる。


「ちなみに、お前が条件をのんだら、この学校でのいざこざから守ってやる」

「…え?」

「当たり前だろ。“一応”、見かけは俺の婚約者なんだから」


わたしが寄りかかるドアに手をつき、無愛想男がぐっと顔を近づけてくる。

逃げ場のないわたしは、せめてもの抵抗で睨んでみせる。


なぜなら、…悔しかったから。

わたしの答えをわかっているような、この余裕たっぷりの表情が。


「もしかしたら、この辺りの空き教室に隠れているのかもしれないわ」

「1つずつ確認していきましょう!」


廊下からはそんな声が聞こえ、近くの教室のドアが開けられる音がする。

ここに朱雀組が入ってくるのも時間の問題だ。