同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

…そうだった。

秘密を知られたのは、この学校の絶対的王者『四天王』。


しかも女嫌いのこの男が、何事もなかったかのようにわたしを逃してくれるはずもない。


「どうしたら…見逃してくれるの…?」


震えるわたしの声。

ごくりとつばを呑む。


「よくわかってるじゃん。自分の立場ってやつを」


ぽんぽんっと頭をなでられるけれど、まったくうれしくもなんともない。


緊張で顔が強張るわたしを見下ろす無愛想男。

わたしの耳元に顔を近づけると、小さく囁いた。


「俺が出す条件をのむのなら、このまま黙っててやる」

「じょ…条件…?」

「ああ」


四天王が出す条件だから、靴を舐めろとか、3回まわってワンと言えとか、勝手にそんなことを想像する。


無愛想男はわたしの肩に手を添えて、そっと体を抱き寄せると、上から見下ろしながらこう言った。