同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「それじゃあ…、わたしはこれで」


わたしはそう言って、茂みからゆっくりと顔を出す。

幸い、周りにはだれもいないから、無愛想男との会話も聞かれてはなさそうだ。


キョロキョロと辺りを確認し、そっと茂みから抜け出そうとした――そのとき。


「待てよ」


突然後ろから手首をつかまれて、わたしは再び茂みの中へ。


尻もちをついた拍子に、無愛想男に寄りかかるかたちに。

わたしは慌てて上体を起こして振り返る。


「な…なに…!?」


身構えるわたしを無愛想男は鋭い視線で刺す。


「お前の秘密を知っておいて、俺がこのまま黙って返すとでも思った?」

「…なっ……」

「俺がバラせば、お前も朝陽うみも即刻退学だろうな」


ニヤリと無愛想男の口角が上がる。

わたしの額に冷や汗がにじむ。