同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

藍のまなざしから目をそらすことができない。


「…また藍といっしょに住めるの?」

「ああ」

「うれしいっ。寮のときみたいに、“同居”ってことだよね」

「違ぇよ」


そう言って、藍は鍵を握るわたしの手を自分の手の中に包み込む。

そして、微笑んだ。


「家族になろう、そら」


その言葉に、わたしはキョトンとする。


か…家族?

彼氏、彼女のままじゃなくて…?


「藍、そんな言い方したら勘違いしちゃうよ。まるでプロポーズみたいで――」

「プロポーズだよ」


そのとき、ずっと覆われていたお店のカーテンが開け放たれた。

そこには、まばゆいばかりの光を放つ夜景が広がっていた。


「す…、すごい!」


あまりにも美しい光景に、わたしは思わず息を呑む。


わたしが夜景に見とれている間に、藍は静かに席を立つ。