同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

寮に着くと、部屋のドアを開ける。

なにも変わらないはずなのに、なぜかなつかしく感じた。


今日1日でいろんなことがあったからかな。


時計を見ると、日付をまたごうとしていた。


「そういえば、すっかり夜ごはん食べそこねちゃったよね…!簡単なものでいいなら、今からなにか作るよ」


わたしは冷蔵庫を開け、中にあるものを確認する。

すると、わたしがのぞいていた冷蔵庫のドアを藍がパタンと閉める。


「…藍?」

「メシはいらねぇ」

「えっ、でもお腹空いてるでしょ?」

「メシならあとでいい」


そう言って、わたしをキッチンの端に追い詰める藍。


「それよりも先に、そらを食べたい」


熱を帯びた瞳。

頬にかかる熱い吐息。


今までに見たこともないくらい色っぽい表情の藍に、わたしは一瞬見とれてしまった。