同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

琥珀くんはごくんとつばを呑むと、わたしを見つめた。


「…今、幸せ?」


予想もしていなかった言葉に、わたしは一瞬キョトンとしてしまった。

だけど、考えることもないくらい返事はシンプルだった。


「うんっ、幸せ」


自分で言って恥ずかしくなるくらい。

でもこれは、今のわたしの素直な気持ちだから。


それを聞いた琥珀くんは、安心したように微笑んだ。


「そっか。それならよかった」


そうして、わたしは3人に見送られながら藍のところへ向かった。


今から寮に戻るために、わたしは藍のバイクの後ろに乗せられる。


「しっかりつかまっとけよ」

「う、うん…!」


わたしは藍の背中にぎゅっとしがみついた。


風を切るように走る藍を後ろから眺める。

顔はあざだらけだけど、わたしを守るためについた名誉の負傷だ。