「だって、うみちゃんが藍の婚約者って聞いたときはショックで気絶しそうになったけど、実際にはそれはそらちゃんで、オレの彼女のうみちゃんは別にいるってわかって」
決して『彼女』ではないと思うけど、紅羽さんずっと『うみちゃん、うみちゃん』って言ってたもんね。
わたしが雪夜さんと紅羽さんと話していると、琥珀くんがトントンとわたしの肩をたたいた。
「そらちゃん、そらちゃんっ」
「ん?どうしたの?」
「あっちで、うらやましそうにこっちを眺めてる人がいるよ。ヤキモチ焼く前に早く行ってあげたほうがいいんじゃないかな」
琥珀くんにそう言われて振り返ると、そこには細い目をしてわたしをじっと見つめる藍がいた。
「あっ!“彼氏”が怒ってる」
「…ちょっ、紅羽さん!その言い方――」
「え?だって、“彼氏”でしょ?」
決して『彼女』ではないと思うけど、紅羽さんずっと『うみちゃん、うみちゃん』って言ってたもんね。
わたしが雪夜さんと紅羽さんと話していると、琥珀くんがトントンとわたしの肩をたたいた。
「そらちゃん、そらちゃんっ」
「ん?どうしたの?」
「あっちで、うらやましそうにこっちを眺めてる人がいるよ。ヤキモチ焼く前に早く行ってあげたほうがいいんじゃないかな」
琥珀くんにそう言われて振り返ると、そこには細い目をしてわたしをじっと見つめる藍がいた。
「あっ!“彼氏”が怒ってる」
「…ちょっ、紅羽さん!その言い方――」
「え?だって、“彼氏”でしょ?」



