同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「オレは最近気づいたんだけどね。うみちゃんっていつも甘い香水の匂いがするんだよ。でも、それがいつ会ってもしなかったからおかしいな〜って思ってさ」


たしかに、うみちゃんはいつもお気に入りの香水をかけていた。

だけどその香りはほのかなもので、うみちゃんに近づいてようやく香るくらい。


さすがスキンシップが多くて、やたらと密着してくるプレイボーイの紅羽さんだからこそわかったのか。


「…でも、どうして黙っていてくれたんですか?」

「そんなこと言いふらして、なんの得がある」


雪夜さんは無表情のまま、呆れたように小さなため息をつく。

言い方は厳しいけれど、そこにはちゃんとやさしさがあることをわたしは知っている。


「むしろ、オレはうれしかったな〜」

「…うれしい?どうしてですか、紅羽さん」