藍の表情が変わった瞬間だった。
今までは迷いがあったけど、それが晴れたような――。
藍のどんよりとした瞳に光が戻る。
「…俺としたことが。どうやら日和ってたみたいだな」
「へっ!やっとやる気になったか」
藍と一冴さんは向かい合ったまま徐々に近づいていく。
「このサシを制したほうが勝者だ。すべてを手にすることができる」
「…すべて?」
「ああ。オレが勝てば青龍はもらう。あと、“あの女”もな」
そう言って、チラリとわたしのほうを振り返る一冴さん。
「そらを…だと?」
「ああ。あの女は、もうただの人質じゃねぇ。おもしろいやつじゃねぇか。気に入ったからオレの女にする」
「…待てっ。そらは関係ないだろ!」
噛みつく藍に、一冴さんはバカにしたように笑う。
「なに焦ってんだよ。べつにお前の女でもないくせに」
今までは迷いがあったけど、それが晴れたような――。
藍のどんよりとした瞳に光が戻る。
「…俺としたことが。どうやら日和ってたみたいだな」
「へっ!やっとやる気になったか」
藍と一冴さんは向かい合ったまま徐々に近づいていく。
「このサシを制したほうが勝者だ。すべてを手にすることができる」
「…すべて?」
「ああ。オレが勝てば青龍はもらう。あと、“あの女”もな」
そう言って、チラリとわたしのほうを振り返る一冴さん。
「そらを…だと?」
「ああ。あの女は、もうただの人質じゃねぇ。おもしろいやつじゃねぇか。気に入ったからオレの女にする」
「…待てっ。そらは関係ないだろ!」
噛みつく藍に、一冴さんはバカにしたように笑う。
「なに焦ってんだよ。べつにお前の女でもないくせに」



