同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

藍の表情が変わった瞬間だった。


今までは迷いがあったけど、それが晴れたような――。

藍のどんよりとした瞳に光が戻る。


「…俺としたことが。どうやら日和ってたみたいだな」

「へっ!やっとやる気になったか」


藍と一冴さんは向かい合ったまま徐々に近づいていく。


「このサシを制したほうが勝者だ。すべてを手にすることができる」

「…すべて?」

「ああ。オレが勝てば青龍はもらう。あと、“あの女”もな」


そう言って、チラリとわたしのほうを振り返る一冴さん。


「そらを…だと?」

「ああ。あの女は、もうただの人質じゃねぇ。おもしろいやつじゃねぇか。気に入ったからオレの女にする」

「…待てっ。そらは関係ないだろ!」


噛みつく藍に、一冴さんはバカにしたように笑う。


「なに焦ってんだよ。べつにお前の女でもないくせに」