同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「…紅羽さん、…雪夜さん」


2人も、わたしのことを助けにきてくれたんだ。


琥珀くん、紅羽さん、雪夜さん。

四大勢力の暴走族の総長が協力することなんて、まずありえない。


だけど、そのありえないことが今こうしてわたしの目の前に広がっている。


「周りのザコはオレたちに任せて、藍は一冴を!」

「そのかわり、時間をかけたら許さない」


囲むようにして、紅羽さんと雪夜さんが紫龍のメンバーから藍を守る。

2人の声に励まされたのか、藍が膝に手をついてよろよろと立ち上がる。


「…まさか、きてくれるとはな」

「お前のためじゃない。勘違いするな」

「相手が兄貴だったら、さすがの藍もやりづらい?でも、そらちゃんを救うのは藍の役目なんじゃないの?」


雪夜さんと紅羽さんの言葉に、フッと藍は笑ってみせる。