同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

まったく動く気配がない。


倒れたままの琥珀くんを見下ろしながら、一冴さんがつぶやく。


「つまんね。これじゃあ、余興にもならねぇ」


琥珀くんと一冴さんの力の差に愕然とした。


仮にも、琥珀くんは玄武をまとめるトップ。

それなのに、…一瞬で負けてしまうなんて。


「さっすが総長。やっぱり、喧嘩は一冴さんが一番っすよ」


ピンクの髪の人が笑う。


「これで邪魔者はいなくなった。さて、次は藍の番だな」


一冴さんがニヤリと微笑む。

藍はというと、ため息をつきながら歩いてくる。


そして、立ち止まった場所は倒れる琥珀くんのところ。


「琥珀、しっかりしろ」


そう声をかけて、琥珀くんの体を抱き起こす藍。


「…ら、藍…くん」

「バカか、言っただろ。なめてかかるから、こうなるんだよ」