「そうしたら藍のやつ、オレへの当てつけみたいに青龍の総長になったと耳にしてな」
「…違います!藍が青龍の総長になったのは、一冴さんのためで――」
「うるせぇ!どうせ、青龍の勢力使って紫龍を潰そうと考えてんだろ。邪魔なものは排除する、東郷家のやり方と同じだよ」
たしかに藍は、紫龍を潰そうとしている。
でも、一冴さんが思っているようなこととはまったく違う。
『俺はまた兄弟の絆を取り戻したいと思ってる。だから、紫龍なんて一刻も早く抜けてほしい』
『一冴のためなら、紫龍だって潰す覚悟。殴ってでも蹴ってでも一冴を連れ戻す』
藍はただ、一冴さんと紫龍の関係を断ち切りたいだけなのに。
「オレだって、青龍ごと藍を潰すのをどれほど楽しみにしていたか。だから、あいつが一番応えるやり方で潰してやろうと考えた」
「…違います!藍が青龍の総長になったのは、一冴さんのためで――」
「うるせぇ!どうせ、青龍の勢力使って紫龍を潰そうと考えてんだろ。邪魔なものは排除する、東郷家のやり方と同じだよ」
たしかに藍は、紫龍を潰そうとしている。
でも、一冴さんが思っているようなこととはまったく違う。
『俺はまた兄弟の絆を取り戻したいと思ってる。だから、紫龍なんて一刻も早く抜けてほしい』
『一冴のためなら、紫龍だって潰す覚悟。殴ってでも蹴ってでも一冴を連れ戻す』
藍はただ、一冴さんと紫龍の関係を断ち切りたいだけなのに。
「オレだって、青龍ごと藍を潰すのをどれほど楽しみにしていたか。だから、あいつが一番応えるやり方で潰してやろうと考えた」



