同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

そこでなにかを嗅がされて急に眠たくなって、気づいたらここにいた。


乱暴には扱われたけど、ケガはしていないようだ。


近くにわたしの荷物はなくて、時間を確認することもできない。

だけど、小さな窓から見える外はすでに真っ暗で、わたしが連れ去られてから数時間はたっていそうだ。


「なんだ、起きてたのか」


突然響いた声に驚いて、わたしは体をこわばらせる。

やってきたのは、鼻や口にピアスをした派手なピンクの髪の男の人だった。


だれ…、この人。


それに、どうしてこんなことに。

わたしは、藍のことで一冴さんと――。


「…一冴さんが気づいてくれたら」


ぽつりと、わたしの口からひとり言がもれた。


藍には、買い物をして帰ると伝えただけで、どこへ行くとは話していない。

だから、わたしがいなくなっても探すあてがない。