「オレもそのつもり〜。総長は続けるけど、麗帝学園でこうして袴を着るのは今年が最後だけどね」
ということは、来年は藍と琥珀くんは在籍しているけど、白虎と朱雀の総長は麗帝にはいないことになる。
そう考えると、たしかに4人の総長が揃うのはまれなことなのかもしれない。
「それにしても、東郷はまだなのか?」
「ちょっと待っててください。今呼びにいきま――」
と藍の部屋のドアノブを握ろうとしたとき、ちょうど部屋のドアが開いた。
そうして、現れた藍の姿にわたしは息を呑んだ。
琥珀くん、紅羽さん、雪夜さんもすごく袴姿が似合っていたけど――。
まるで墨を落としたような黒の羽織り袴を着た藍のかっこよさに、わたしは思わず目を奪われた。
『かっこいい』
そんな言葉が、無意識に口を突いて出てきそうになった。
ということは、来年は藍と琥珀くんは在籍しているけど、白虎と朱雀の総長は麗帝にはいないことになる。
そう考えると、たしかに4人の総長が揃うのはまれなことなのかもしれない。
「それにしても、東郷はまだなのか?」
「ちょっと待っててください。今呼びにいきま――」
と藍の部屋のドアノブを握ろうとしたとき、ちょうど部屋のドアが開いた。
そうして、現れた藍の姿にわたしは息を呑んだ。
琥珀くん、紅羽さん、雪夜さんもすごく袴姿が似合っていたけど――。
まるで墨を落としたような黒の羽織り袴を着た藍のかっこよさに、わたしは思わず目を奪われた。
『かっこいい』
そんな言葉が、無意識に口を突いて出てきそうになった。



