同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

行方がわからないままだったけれど、風の噂で『青龍』という暴走族の副総長が『一冴』という名前だと知る藍。


わたしが紅羽さんたちから聞かされたように、その後青龍の総長と副総長が対立。

内部分裂が起き、副総長の一冴さんが新たにつくったのが『紫龍』という暴走族だった。


紫龍は凶悪で、闇に紛れて次々と他の暴走族を潰していき、犯罪じみたことにまで手を出すように。


「今の一冴は、俺が憧れていた一冴じゃない」


そう言って、藍は切なげに月を見上げた。


「母さんが亡くなって東郷家への出入りを禁止されて、一冴は完全に捨てられたと思ってこの家を恨んでるんだと思う」


話を聞いていると、藍のおじいさんは厳しい人だけれど、それは代々続く東郷家を守ろうとしてのこと。


でも、一冴さんにとってはきっとそんなことはどうでもいいこと。