「どうしたの?…大丈夫?」
「あ…、ああ」
藍は後ろにあったテラス席にゆっくりと腰を下ろす。
「そらは、さっきの男と話したのか?」
「うん、ちょっとだけだけどね。“一冴”ってつぶやいてたけど、藍の知り合い?」
「“知り合い”…とは少し違うな」
首をかしげるわたしに、藍は口を開く。
「一冴は“家族”だ。俺の兄貴」
それを聞いて、わたしは思い出した。
前に四天王専用テラスで、雪夜さんと紅羽さんから神出鬼没の闇の暴走族『紫龍』のことを教えてもらったとき――。
『藍には、今まで一度も喧嘩で勝てたことのないお兄ちゃんがいてね。それが、紫龍総長の一冴なんだ』
『…え!?藍に…お兄さん!?』
その紫龍の総長が、藍の腹違いのお兄さんだと知った。
『べつに隠してるわけじゃないと思うけど、藍がうみちゃんに言ってないのなら、こっちから触れないほうがいいんじゃないかな』
「あ…、ああ」
藍は後ろにあったテラス席にゆっくりと腰を下ろす。
「そらは、さっきの男と話したのか?」
「うん、ちょっとだけだけどね。“一冴”ってつぶやいてたけど、藍の知り合い?」
「“知り合い”…とは少し違うな」
首をかしげるわたしに、藍は口を開く。
「一冴は“家族”だ。俺の兄貴」
それを聞いて、わたしは思い出した。
前に四天王専用テラスで、雪夜さんと紅羽さんから神出鬼没の闇の暴走族『紫龍』のことを教えてもらったとき――。
『藍には、今まで一度も喧嘩で勝てたことのないお兄ちゃんがいてね。それが、紫龍総長の一冴なんだ』
『…え!?藍に…お兄さん!?』
その紫龍の総長が、藍の腹違いのお兄さんだと知った。
『べつに隠してるわけじゃないと思うけど、藍がうみちゃんに言ってないのなら、こっちから触れないほうがいいんじゃないかな』



