「あ、うん。そこに――」
と言って振り返ったけれど、さっきまで金髪の男の人がいたはずのところにはだれもいなかった。
「…あれ?おかしいな」
見回すと、塀のところに人影が見えた。
特徴的な金髪だから、あの人だ。
「あっ、あそこ!」
わたしが指を指すほうへ藍も視線を向ける。
金髪の男の人はまるで猫のように軽々と塀を駆け上がると、その上でいったん立ち止まった。
そして、月をバックにわたしたちのほうを振り返る。
それを見た藍から声がもれる。
「…一冴?」
金髪の男の人は塀から飛び降り姿を消した。
――『一冴』という名前、どこかで聞いたことがあるような。
しばらくの間、藍はその場に呆然として突っ立っていた。
「藍!」
わたしが声をかけると、はっとして我に返った藍。
と言って振り返ったけれど、さっきまで金髪の男の人がいたはずのところにはだれもいなかった。
「…あれ?おかしいな」
見回すと、塀のところに人影が見えた。
特徴的な金髪だから、あの人だ。
「あっ、あそこ!」
わたしが指を指すほうへ藍も視線を向ける。
金髪の男の人はまるで猫のように軽々と塀を駆け上がると、その上でいったん立ち止まった。
そして、月をバックにわたしたちのほうを振り返る。
それを見た藍から声がもれる。
「…一冴?」
金髪の男の人は塀から飛び降り姿を消した。
――『一冴』という名前、どこかで聞いたことがあるような。
しばらくの間、藍はその場に呆然として突っ立っていた。
「藍!」
わたしが声をかけると、はっとして我に返った藍。



