同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「…あいつがあんないい顔してるとは思わなかった」


この人…、もしかして藍のことを話しているの?


「あんたがあいつの婚約者って噂はどうやら本当のようだな」

「そ、そうです」


本当は、婚約者のフリだけど。


「へ〜。どうやらあいつも本気なんだな」


わたしを舐めるように見る金髪の男の人。


「…あの、あなたは一体――」

「そら?」


そのとき、藍の声が聞こえた。

顔を向けると、藍がキョロキョロしながらわたしを探している。


「藍、こっち!」


わたしが大きく手を振ると、それに気づいた藍が駆け寄ってくる。


「こんなところでなにしてんだよ。寒くないのか?」

「少し寒いけど、中だとゆっくりごはんを食べられないから」

「こんな料理でいいなら、いくらでも連れてってやるよ。それよりも、だれかと話してたか?」