だから、少し寒いけどだれもいないテラスでこうして食べるほうが気が楽だ。
「次はなにを食べようかな〜」
ナイフとフォークを置き、中へ料理を取りに行こうとした――そのとき。
「それにしても、よく食べるんだな」
ふと庭に低い声が響いた。
驚いて、思わず体がビクッと反応する。
なぜなら、ここにいるのはわたしだけだと思っていたから。
物音もまったくしなかったし、すっかり油断していた。
もしかして、わたしが料理にがっついていたところ…見られてた?
もしそうだとしたら、藍の婚約者なのにって笑われちゃう…!
そわそわしながら辺りを見回していると、木の陰からだれかが現れた。
背格好が似ていたから、一瞬藍かと思った。
…でも違う。
雲に隠れていた月が顔を出し、わたしたちがいる庭に月明かりが差し込む。
「次はなにを食べようかな〜」
ナイフとフォークを置き、中へ料理を取りに行こうとした――そのとき。
「それにしても、よく食べるんだな」
ふと庭に低い声が響いた。
驚いて、思わず体がビクッと反応する。
なぜなら、ここにいるのはわたしだけだと思っていたから。
物音もまったくしなかったし、すっかり油断していた。
もしかして、わたしが料理にがっついていたところ…見られてた?
もしそうだとしたら、藍の婚約者なのにって笑われちゃう…!
そわそわしながら辺りを見回していると、木の陰からだれかが現れた。
背格好が似ていたから、一瞬藍かと思った。
…でも違う。
雲に隠れていた月が顔を出し、わたしたちがいる庭に月明かりが差し込む。



