同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

そのあと、わたしはようやく食べそこねていた食事を取ることができた。


さっきは周りにいたおじさんに声をかけられたから、今回はだれにも邪魔されないように庭に出てきた。


好きなものを好きなだけ盛ったお皿を両手に持ち、テラス席のテーブルに置く。

中のほうが温かいということもあって、外にはわたし以外だれもいなかった。


「んん〜!おいし〜!」


フォアグラのステーキを口に入れて、その味と絶妙な食感に悶絶しそうになる。


麗帝の学食もホテル顔負けのレベルだけれど、やっぱり高級5つ星ホテルの料理は格別。

どの料理もすべてがおいしすぎる。


わたしは藍の婚約者ということで、周りは勝手にどこかのお嬢様だと勘違いしているよう。

わたしがひとつひとつ料理を食べるたびに「おいしい〜!」なんて言って喜んでいたら、すぐに一般人だってバレちゃう。