同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

と言いかけたとき、藍が横に揺れ始めた。


合図もなく始まったダンスに、わたしは慌ててついていく。

藍の動きに合わせて、右へ左へ。


うみちゃんと違って勉強は苦手だけど、運動はできてよかったと初めて思った。

なぜなら、さっき一度ダンスを見ただけで、なんとなく体が音楽に合わせて動いてくれる。


周りからは拍手が起こる。

どうやら、それっぽいかたちでは踊れているようだ。


でも実は、すべては藍のおかげ。


足がもつれそうになってしまったときや、つまづきそうになったとき、藍がわたしの動きを読んでカバーに入ってくれる。


藍の言葉どおり、藍にすべてを任せてよかった。

相手が藍じゃなきゃとっくに転けているだろうけど、わたしのミスをうまい具合に次のダンスの動きに繋げてくれている。


「やるじゃん、そら」