同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

わたしは、藍に導かれるまま会場の中央へ。


さっきまでのダンスの見様見真似で、右手は藍と繋ぎ、左手は藍の肩辺りに置いた。


「…ひゃっ!?」


突然腰に違和感を感じて、とっさに小さな声がもれた。


藍がわたしの腰に手を添えたのだ。

くすぐったいような、恥ずかしいような。


「変な声出すなよ」


藍がわたしに耳打ちする。

 
「ご…ごめん」


…怒られちゃった。


そりゃ…そうだよね。

腰に手を添えられたくらいで驚いていたら、ダンスを踊ったことがないってすぐにバレちゃうもんね。


そう思っていたら――。


「…いちいちかわいい反応すんなよ」


ぼそっとつぶやくと、そっぽを向いてしまった藍。


え…?

わたしのこと…『かわいい』って言った?


「ねぇ、藍。今――」