同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

ただのイケメンに『四天王』なんて言葉、少し大げさな気もするけど。


でもそうなると、あと1人は…?


そんなことを考えながら、一歩後ろへ下がったら――。


…ドンッ!


背中になにかが当たって、慌てて顔を向ける。


見えたのは、ブレザーの下にアイボリーのニットベストの制服姿。

そのニットベストのVネックから見えるのは、ストライプ柄のネクタイ。


どうやらわたしは、男の子にぶつかってしまったようだ。


「ご…、ごめんなさい…!」


すぐに振り返って謝った。


見上げると、わたしよりも頭1つ分ほど高い…高身長の男の子。


青みがかった、きれいな黒髪の短髪。

その前髪から見え隠れする切れ長の目。

高い鼻に、真一文字に結んだ口。


絵に描いたような全体的に整った顔に、わたしは思わず見惚れてしまっていた。