同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

まるでエスコートされているみたいで、いつもの藍と違う雰囲気にドキッとする。


藍だって黒のスーツがよく似合っていて、普段と違う装いにわたしは目が離せなかった。


制服のときもそうだけど、相変わらず脚が長い。

スーツだからか、余計に大人っぽく見える。


いくらわたしが婚約者のフリをすると言っても、藍のほうこそお見合い目的の女の子たちに声をかけられないか心配になる。


ドレスアップしたわたしたちは、学校の前に手配されていた東郷家の黒塗りの車に乗り込んだ。


わたしたちを乗せた車はしばらく走ったのち、パーティーが行われるホテルの前に到着。


そこの1階にある500人が収容できるほどの大きなパーティー会場が、毎年この時期には東郷家のために貸し切られる。

会場からは、隅々まで手入れの行き届いた噴水のある庭が一望できる。