同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

藍がわたしの手を包み込みながらシャーペンを操るものだから、そっちに意識が集中してしまって、藍の解説がまったく耳に入ってこない…!


こうして、藍が付きっきりで教えてくれたおかげで――。

数日後の追試で、わたしは見事合格点を取ることができた。


今日で2学期も終わりで、これでわたしは安心して冬休みを過ごせそうだ。


「追試どうだった?」


部屋に戻ったわたしに、一番に藍が声をかけてきた。

そんな藍に、わたしははにかみながら遠慮がちにピースしてみせる。


それを見て、満足そうに笑う藍。


「俺が家庭教師してやったんだから、できて当たり前なんだよ」

「そうだね。藍には感謝してます」


暴走族の総長をしてて、いつ勉強してる暇があるの?

と思うけれど、藍はいつもテストでいい成績を取っている。