するとすぐに、教室にいた女の子たちが一斉に廊下へと走っていく。
「…“クレハサマ”!?」
その単語に反応して、わたしも急いで廊下へと出た。
わたしと同じ2年生たちは、廊下の窓から顔を出して、向かいの校舎を見つめている。
わたしもなんとか人と人の間から顔を出してみると――。
向かいの校舎の1つ上の階、つまり3年生の階に、ブレザーを肩にかけるようにして羽織った赤髪の男の人が歩いているのが見えた。
周りは、その人を指さして『紅羽様』と叫んでいる。
その“紅羽様”という人は、ふとこちらの2年生からの視線に気づくと、窓から顔を出してウインクしながらベタな投げキッスをした。
それを見た瞬間、周りの女の子たちが倒れていく。
まるで、心臓を射抜かれたかのように。
「紅羽様、たまんない…♪」
「…“クレハサマ”!?」
その単語に反応して、わたしも急いで廊下へと出た。
わたしと同じ2年生たちは、廊下の窓から顔を出して、向かいの校舎を見つめている。
わたしもなんとか人と人の間から顔を出してみると――。
向かいの校舎の1つ上の階、つまり3年生の階に、ブレザーを肩にかけるようにして羽織った赤髪の男の人が歩いているのが見えた。
周りは、その人を指さして『紅羽様』と叫んでいる。
その“紅羽様”という人は、ふとこちらの2年生からの視線に気づくと、窓から顔を出してウインクしながらベタな投げキッスをした。
それを見た瞬間、周りの女の子たちが倒れていく。
まるで、心臓を射抜かれたかのように。
「紅羽様、たまんない…♪」



