同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

…なぜなら。


わたしは藍に覆いかぶさるように上から倒れて、その藍の唇に…キスをしてしまっていたのだった!


藍の言葉が、まるで電流のように一気に頭の中を駆け巡る。


『俺がお前にキスすることは絶対にありえない。変な期待はしないことだな』


――女嫌いな藍に。

わたしとキスすることは絶対にありえないと言っていた藍に――。


…キスしてしまった!!


『殺される…!』

わたしの本能がそう察知した。


命がほしければ、ここはすぐさま謝らなければ…!


「ご…ごめん!!」


わたしは跳ね橋のように、勢いよく上体を起こした。

キスした直後こそ藍は驚いていたものの、今ではいつもの冷めた表情に戻っていて、冷たい視線でわたしを刺す。


「…これは事故で!決して、そういうつもりじゃ――」