同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

本当に今からここで、とんでもないことが起こってしまう。

素人のわたしでも、そう感じ取ることができた。


――だから。


「…ちょっと待ってよ、藍!」


わたしは藍の背中に思いきりしがみついて動きを止めた。

突然後ろから突進してきたわたしに驚いて顔を向ける藍。


「お…お前っ、なにして――」

「喧嘩はダメ…!それに、なんのための喧嘩かもよくわからないし!」


――藍を倒して、わたしをここで奪う?


琥珀くんもなに意味のわからないこと言ってるの。


それに、売り言葉に買い言葉。

藍だって、そんなことで本気になることないのに。


「とりあえず…いったん落ち着こ!琥珀くんも!」

「…お前、いいから離せっ」

「ダーメ!さっ、帰るよ!」


わたしは、なんとか藍を琥珀くんの部屋の外まで引っ張り出そうとする。