「藍くんのことはやめて、ぼくのところへきてよ」
「…えっ…?」
「婚約者のフリだからって、なにも本当に藍くんといっしょに住むことなんてないでしょ?」
琥珀くんがわたしを壁に追い詰める。
横に逃れようとしたら、そこを塞ぐように琥珀くんの腕が封鎖する。
「だって、好きな人が他の男のそばにいるだなんて…。そんなの…たえらんない」
「す…“好きな人”…?」
それって――。
「こんなところでなにしてんだよ」
突然廊下に声が響いて、わたしたちは慌てて声のしたほうへ目を向ける。
すると、そこには玄関のドアを気だるそうに腕で支えてたたずむ藍がいた。
「ら…藍!」
「…藍くん」
わたしと琥珀くんの声が重なる。
藍は鋭い瞳をわたしたちに向けると、ズカズカとこちらへやってくる。
「…えっ…?」
「婚約者のフリだからって、なにも本当に藍くんといっしょに住むことなんてないでしょ?」
琥珀くんがわたしを壁に追い詰める。
横に逃れようとしたら、そこを塞ぐように琥珀くんの腕が封鎖する。
「だって、好きな人が他の男のそばにいるだなんて…。そんなの…たえらんない」
「す…“好きな人”…?」
それって――。
「こんなところでなにしてんだよ」
突然廊下に声が響いて、わたしたちは慌てて声のしたほうへ目を向ける。
すると、そこには玄関のドアを気だるそうに腕で支えてたたずむ藍がいた。
「ら…藍!」
「…藍くん」
わたしと琥珀くんの声が重なる。
藍は鋭い瞳をわたしたちに向けると、ズカズカとこちらへやってくる。



