同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「…そらちゃん?どうかした?」

「ううん…!なんでもないの!」


なんでわたし、こんなときにあんなことを思い出すんだろう…!


心臓がバクバクと鳴り、顔がどんどん熱くなるのがわかる。


ほら、琥珀くんも不安そうに見つめてる。

これじゃあ琥珀くんに心配かけさせるだけだから、早く部屋に戻ろう。


「琥珀くん、リンゴジュースおいしかった!ありがとう。わたし、そろそろ帰るね…!」


わたしは、部屋から持ってきたタオルと食器用洗剤を手に持った。


「…え、もう?」

「うん。ごちそうになったし、十分だよ」


玄関へ向かうわたしの後ろを琥珀くんがついてくる。


そのとき――。


思いがけない展開に、思わずわたしの手からタオルと食器用洗剤が滑り落ちた。


それもそのはず。

――なぜなら。