「…居心地?」
そういえば、そんなこと考えたこともなかった。
たしかに部屋は2人で住むには十分すぎる広さだからあまり気にならないとはいえ、他人の藍と同じ部屋で過ごしている。
それなのに、居心地が悪いと感じたことは一度もない。
「それにぼく…、ずっと心配してたんだよね。藍くんは女嫌いで有名だけど、…部屋で2人きりでしょ?なにかされてないかなって…」
「なにかって、べつになにも――」
と言いかけて、わたしの頭の中にある場面が浮かび上がった。
『…えっ、ちょ……藍?』
『こうされたら拒めるのかよ?』
そう。
それは、昨日の藍との出来事。
あのときの至近距離での藍の顔を思い出してしまい、わたしは一瞬にして顔が赤くなった。
琥珀くんに見られないように、すぐさま両手で顔を隠す。
そういえば、そんなこと考えたこともなかった。
たしかに部屋は2人で住むには十分すぎる広さだからあまり気にならないとはいえ、他人の藍と同じ部屋で過ごしている。
それなのに、居心地が悪いと感じたことは一度もない。
「それにぼく…、ずっと心配してたんだよね。藍くんは女嫌いで有名だけど、…部屋で2人きりでしょ?なにかされてないかなって…」
「なにかって、べつになにも――」
と言いかけて、わたしの頭の中にある場面が浮かび上がった。
『…えっ、ちょ……藍?』
『こうされたら拒めるのかよ?』
そう。
それは、昨日の藍との出来事。
あのときの至近距離での藍の顔を思い出してしまい、わたしは一瞬にして顔が赤くなった。
琥珀くんに見られないように、すぐさま両手で顔を隠す。



